第2回委員会(11.11.4)
第2回委員会報告(11.11.4)
第2回委員会では参加者を少人数グループ4班に分け、各々が考える新防災グッズリストのイメージを作成・発表しました。
実際の防災グッズリストのイメージを作成することで、最終的にどのような形になれば良いのか、各班のオリジナリティや統一見解などが見えてきます。
下記に各班の担当者によるレポートを報告致します。
各グループ報告 グループワークで新防災グッズリストの形式と内容を検討
宇田川・高森・津久井・栃尾 班 (文責:高森)
【現行の持ち出し品リストの形式を受け継いだ上で、新たに項目を追加・削除した】
〈一次持ち出し品(その日一日を過ごすために最低限必要なもの)〉
1. 水(1リットルに変更)
2. 食料(かんぱんより、小さく滋養の高いものを。チョコレート・あめ玉など)
3. 常備薬・持病薬(現行より順位を上に)
4. 救急袋(中身は現行のもの、新たに笛・重曹(消毒用)を追加)
5. 照明(ラジオなどとセットのものでより軽く、ロウソクはいらない)
6. 防寒・暑さ対策 冬:サバイバルブランケットに加え、カイロも追加。
夏:ひんやりスカーフ(水に濡らすと冷たくなる)
7. 情報(携帯電話・GPS)
8. 生活用品(現行8・9、23~27、29~31、大判ハンカチを追加。10円玉は削除し、その代わりに紙幣と小銭少々に。)
9. 書類のコピー(保険証など。原本は入れない。番号控えでも可)
〈家族構成に応じて、取捨選択する一次持ち出し品〉
女性:ホイッスル・生理用品(傷の手当て用)は女性だけでなく、すべてのひとに必要。
現行にある化粧品・ブラシ・鏡は二次持ち出し品に移行。
お年寄り:持病薬はお年寄り以外も必要。
現行の「高齢者手帳」の表記は正しいか?介護手帳に(コピーで良い)。
赤ちゃん:ベビーカーは無し。代替としてだっこ紐追加しても良い。
〈二次持ち出し品〉
検討は持ち越しとなりました。
足立・近藤・平林 班 [#b11fb25e](文責:森脇(暫定版12.3.15))
●KOBE Version の作成。
東日本大震災をうけ、津波に対する備えなど考えられたが、グッズの量が
膨大にならないようにするためあえて対象範囲を広げず、「地震」だけに
絞った、神戸バージョンを提案します。
●ニーズ中心型の選別。
従来のカテゴライズに加え、被災したシーンからニーズをとらえ、それぞれ
のニーズに応じた分類をすることで防災グッズのイメージを持っていただ
けるように提案します。
<ニーズ(分類)例>
・身を守る!救助、助けたい!
・いたい!、ケガ
・お腹へる!、のどかわく!
・寒い!、暑い!
・知りたい、知らせたい!
・トイレしたい!
・暗い!、見えない!
●汎用性の高いグッズの記載欄を設ける。
タオルやビニール袋など、工夫によっては様々な用途に利用できるグッズ
を別枠に設け、その用途例を示す。
<グッズ例>
・タオル
・ビニール袋
・トイレットペーパー
・ウェットティッシュ
・ガムテープ
・マジック
・筆記具
●0次グッズカテゴリの設置。
従来のカテゴリ、1次グッズ:「被災したその時の為のグッズ」、2次グッズ:
「被災後の生活のためのグッズ」に加え、いつも持ち歩く防災グッズのカテゴリ
として0次グッズの設置を提案します。
阪上・高野・松田・森口班(文責:森口)[#ga635568]
【タイトル】「非常持ち出し品ベーシックリスト」とし、まずはこれを備えよう、という意識を込める。
【構成】
・0次=「常に携帯するもの」のカテゴリを追加し、3段階での備えのリストとする。
・1次持ち出しはカテゴリ分けし、どのような場面で役立つのかがイメージできるようにする。例えば以下の9カテゴリで分ける。
「飲食」…乾板・水
「ライト」…懐中電灯・ライター・ローソク
「情報ツール」…携帯ラジオ
「避難用品」…万能はさみ・軍手・ロープ
「救急用品」…救急袋、救急用品一式
「防寒用品」…サバイバルブランケット
「衛生用品」…簡易トイレ・トイレットペーパー・ウエットティッシュ
「筆記用具」…油性マジック・筆記用具
「汎用品」…タオル・ゴミ袋・ガムテープ
【新しく追加、移動したいグッズ・カテゴリー】
追加
・「0次持ち出し品」 携帯充電器、ホイッスル、貴重品(保険証のコピー等も)
・「1次持ち出し品」 「防寒用品」…カイロ、「汎用品」…ラップ
・「女性用品」…ホイッスル付きライト→防犯ブザーでも対応できる、髪留め(ゴム)
・「高齢者用品」…入れ歯、補聴器、補聴器の予備電池
・「2次持ち出し品」…タコ足コンセント(あれば便利)
・ 「個人用品」「ペット用品」のカテゴリを追加
・ 住所・名前欄を追加
・ 私の避難所・場所を書き込める欄を追加
移動
・「必需・貴重品類」携帯電話→0次へ
【仕様】
・点線で切り取ることができるよう「切り取っても使えます」など表記し、それぞれの段階の持ち出し品と一緒に備えてチェック用としても使えるようにする。
・QRコードを貼り、リストの使い方、避難時の心得、避難所などの検索ができるなど備えるための情報ページにリンクできるようにする。
重元・野村・森脇 班 (文責:森脇)[#t424f98e]
●基本コンセプト
・日本で起こりうる自然災害に対しての防災グッズをリスト化する
(理由)
兵庫県では佐用町の水害、また今回の東日本大震災は津波の被害と日本には
地震以外の多くの自然災害があるため。
・本リストは一人一つ備える事を前提とした情報提供をする
(補足)
分量や個数の表記において、一人分(最低限)の構成を用いる。
●全体のレイアウト
・現行のA3サイズ横向き、3カラムレイアウトでリストを作成。
・カテゴリは「個人用」、「地方自治体・団体用」を大項目で設定する。
△個人用(時系列)
個人用のリストは避難時を時系列に想定して必要な物を掲載していく。
中項目>>
「0次持出し」(仮名)・・・普段から常時生活必需品として持参する物を
防災グッズとする。
「1次持出し」(仮名)・・・防災バッグに入れて持ち出せるようにするもの。
災害時から避難所へ避難するまでに必要なグッズ。
「2次持出し」(仮名)・・・家に備蓄しておくことで、避難所の生活をサポート
するために必要な物資。
△個人用(対象者限定)
特定の対象者を限定としたリストを追加する
中項目>>
「高齢者用」(仮名) ・・・高齢者には特に必要となる防災グッズ。
「赤ちゃん用」(仮名)・・・乳幼児が特に必要とする防災グッズ。
「女性用」(仮名) ・・・女性ならではで必要となる防災グッズ。
△地方自治体・団体用
中項目>>
「地方自治体・団体用」(仮名)・・・地方自治体や学校、コミュニティなどで
用意すべき防災グッズ。
(背景)
展示解説をしているなかで、自主防災組織の団体でツアーをくまれるお客さんが多く、
コミュニティとして備えるべきグッズに関しての質問を良くうけるため。
△ランク付け
各グッズの右端に欄を設け、ランク付け、またはカテゴリ付けを行う。
各グッズに対する重要度、またどの災害に対して何を備える必要があるかを個別に
表現するため、グッズ自身にランク付け、カテゴリ付けのタグをつける。
- 最終更新:2012-03-18 09:56:57